(Marius Ernest Sabino 1878-1961)
イタリア・シシリー生まれ。
4歳のときにシシリーからパリに移住。
父は木彫家であったために、長じてパリ工芸学校、続いて美術学校に学びました。
第1次世界大戦後の1914年に、ロミーリ・シュル・アンデル・ガラス工場と契約して仕事を始めたが、まもなく自分の工房を開設して、
そこで自分の作品の制作を行いました。
サビーノは、金型を使った型吹き、または押し型成形によって、彫塑的な作品を作ったが、その範囲は、建築インテリア分野から、日常食器、小オーナメントにまで及んでいます。
主として、無色、オパルセント、淡色のガラスを使用していて、ルネ・ラリックの作風と共通している部分もあり、混同されることもあります。
工房は、第2次世界大戦中は閉鎖されていたが、その大戦が終結した1945年から再開されて、1961年彼が死去するまで続きました。
彼の死後、その金型類はアメリカに売却されて、現在レプリカがアメリカで生産されています。
初期作品(1920年頃〜30年代)と第二次大戦後作品との境界は同じ型を多く使用したこともあって曖昧です。
サインが「Sabino Paris」は戦前のみ。
「Sabino France」は戦前もありますが、圧倒的に戦後に生産されたものに多いです。
ガラスの色は戦前のは乳白の透明度が高く、戦後は白っぽいです。
両作品を目前すれば、見分け比較は安易です。
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